はじめまして、当事務所代表の行政書士・河野慶太です。川崎市麻生区で相続・遺言・終活を専門とする事務所を開業して9年になります。

この仕事に携わる中で強く感じるのは、「相続は奥が深く、一人ひとりに寄り添った対応が必要不可欠である」ということです。複雑なご親族間の人間関係に直面することもあれば、残される家族への深い思いやりに胸を打たれることもあります。ご依頼人それぞれに固有の事情があり、まったく同じ案件はありません。だからこそ、お客様と共に悩み、一緒に解決策を見出していくことが大切だと考えています。

私たちの使命は、ご本人の想いを汲み取りつつ、残された方々が安心して新たな人生を歩み始められるようサポートすることです。その実現に向け、これからも誠心誠意、精一杯お手伝いをさせていただきます。どうぞ、お気軽にご相談ください。

大切な人を亡くされたばかりのご遺族にとって、相続手続きは大きな負担となります。戸籍謄本や住民票の収集、遺産分割協議書の作成、預貯金口座の解約、不動産登記の変更、相続税の申告など、やるべきことは山積みです。しかも、死亡届の提出や葬儀、四十九日法要の準備など、悲しみに暮れる中で様々な雑務に追われることになります。

 こうした状況でご遺族に安心して手続きを任せていただけるよう、当事務所では専門的なサポートを提供しています。司法書士や税理士とも緊密に連携し、遺産分割協議書の作成をはじめ、相続に関する煩雑な手続きを代行いたします。

近年、自分が亡くなった後に家族が困ったり、遺産をめぐって争ったりすることのないよう、遺言を作成する方が増えています。しかし、遺言書の作成は単に書けば良いというものではありません。法的な要件を満たしていない遺言は無効となることがあり、せっかくの想いが実現できなくなってしまうのです。

だからこそ、遺言書の作成には専門家のサポートが欠かせません。当事務所では、お客様の意思を丁寧にヒアリングし、ご家族の状況を踏まえた上で、最適な遺言書の作成をお手伝いいたします。単に書面を作成するだけでなく、お客様の想いを汲み取り、法的な観点からアドバイスすることで、無用な争いを避けつつ、お客様の意思を確実に実現へと導きます。

人生の終盤期を迎えると、身体的な衰えや判断力の低下などが徐々に現れてきます。そんな中でも、適切なサポートがあれば、できる限り自分らしい生活を続けることができます。また、もしもの時に備え、円滑に医療機関や介護施設へ移行できる準備をしておくことも重要です。

当事務所では、お客様の「終活」に関する様々なご要望をお伺いし、その実現に向けたサポートを提供しています。例えば、健康状態が悪化した際にどのような医療を望まれるのか、あるいは亡くなった後の葬儀や埋葬はどのような形式を希望されるのかなど、お客様の意向を丁寧にヒアリングいたします。

そして、それらの意向を確実に実現するための仕組みづくりをお手伝いします。具体的には、任意後見契約書や財産管理契約書の作成、家族信託の構築、死後事務の手配など、様々な角度からサポートいたします。

先祖代々受け継がれてきた土地は、家族にとって大切な財産であるはずです。しかし、時代の流れとともに、次の世代がその土地を引き継ぐことを望まないケースが増えています。新しい買い手や借り主が見つかればよいのですが、そのような幸運に恵まれない場合、土地は「負動産」として所有者の重荷となってしまいます。この問題は、今や社会全体で取り組むべき深刻な課題となっています。

もしあなたが、このような「負動産」にお困りでしたら、令和5年に始まった「相続土地国庫帰属制度」の利用を検討してみませんか？この制度は、一定の条件を満たす相続土地を国庫に帰属させることで、所有者の負担を取り除くことができるのです。

その際の条件は、一見するとハードルが高そうに感じるかもしれません。しかし、私たち専門家の知見を活かせば、様々な工夫によって道が開ける可能性があります。所有する土地の状況や、手続きの流れなど、まずはお気軽にご相談ください。